介護職にはやりがいが欠かせない!

介護職に就いている女性にとってのやりがいといえば、介護を必要とする人の笑顔や喜びの表情を見る時だといえるだろう。しかし、日本に介護保険が登場してから久しいが、まだまだ課題が山積しているのはまぎれもない事実だ。介護現場を支える職員にとっては、毎日の業務を問題なくこなすことに追われ、中にはやりがいを感じる余裕すらないスタッフもいるようだ。

介護施設やケアハウス、老人ホームなどが増える一方で、介護職員の数が足りていないという実情が最近クローズアップされている。介護スタッフとして働く人の中には、多くの女性がいるが、仕事でやりがいを感じられるか否かは大きなポイントと言えるだろう。

介護現場で働くスタッフは、常に利用者に寄り添わなければならない。入所者の日常生活を手伝うことが主な業務なので、トイレや食事、入浴などの何気ないサポートをしてあげることが仕事だ。また、入所者とのコミュニケーションを上手くとることも仕事を円滑に進めていくうえでは必要なことだ。入所者の中には、認知症を患っている人も多いため、思うようにコミュニケーションが取れないこともあるはずだ。そのため、意思の疎通が上手くいかないことで、精神不安や精神ストレス、心の闇を抱え込んでしまう人も少なくない。

介護現場で働くには、体力を使うことも必要だが、女性ならではの視点や優しさも必要だ。食事や入浴、着替えの世話などをする時には、主婦としての経験が大いに役立つだろう。その際に、介護における人と人との心の交流ややりがいが感じられるかどうかで、仕事への意欲も変わってくるのだ。